老人総合福祉施設グリーンヒル / 日本福祉防災楽会 吉本 洋 施設長
和田のコンサルティングサポートを受ける前はどんな悩みがありましたか?
介護現場というものは現場ありきで、介護の仕事をすることが介護現場の仕事であるという認識が強いことに不安がありました。
彼らは自分たちの活動をPRしたことがない。その割には介護職員の処遇や地位が低いと嘆く。
だったら自分たちのやっている仕事を周りにPRすればいいじゃないか!と思うが、個人情報保護法があるから、介護保険施設は宣伝してはいけないなどの意識が先行してしまい、発信に対する消極的な考え方が根底にありました。
では、何をもって私たちは介護の魅力を外部の人に伝えていくのか?
介護の魅力が発信されないのならば、いつまでたっても私たちの仕事は報われない。キツイし、つらいこともあるが、楽しいことだってある。
人が写っていないホール、ただ殺風景のベッドの写真などをみていると、すべてが同じに見えてしまい、そこで住んでいる人、働いている人のイメージが付きませんでした。
働いている人や住んでいる人が見える発信方法をするにはどうすればいいのか?
介護現場は忙しい。誰が・いつ・どこで・何を・どのように・なぜ・どのくらい費用がかかるのか?が一番のネックでした。
導入するきっかけはなんでしたか?
ドクターフィッシュを導入していたオーナーさんより、WEBやマーケティング関連のコンサルティングならこの人が一番!という情報をいただき、さっそく和田さんを紹介していただいたことがきっかけです。
サポートを受けてからどんな変化がありましたか?
私含め職員自身が、自分たちの活動をPRするきっかけが増え、職員紹介をするうちに施設がより元気になりました。
苦労したことは何ですか?
なかなか、気が乗らない職員が当初多く、発信することにためらいを感じることも多々あり、巻き込んでいくまでに時間を要してしまったことです。
和田はどんな人で、どんなところに価値を感じますか?
私の頭の中で考えている事や想像していることを言葉やデザインにしてくれて伝わるようにしてくれることです。言葉のデザイナーだとも思っています。
うまく言葉を引き出してくれ、その言葉がどんどんデザインなどに可視化されていく過程がものすごく楽しい。
毎回和田さんにお越し頂く時は有意義な時間に感じています。いつもあっという間の時間が過ぎちゃいますね(笑)
サポートをこまめにしてくれるで安心してどんどん次のことに挑戦できます。
今後の取り組みや今後の課題は何ですか?
WEB展開に関しては、もっともっと職員を巻き込んでいき、各事業所ページが、充実したページになるように、本当の意味での自分たちで作り上げたものに仕上げていきたいです。
当施設では年4回の広報紙を、地域と職員と施設の距離を縮める重要なツールとして発行しているのですが、一般的な行事の発信ではなく、そこで働いている人、施設運営を支えてくれている業者の人、そこに住んでいる人、介護現場の裏方として重要な役割を担っている仕事をしている人など人をテーマにした構成にしていきたいと考えています。
FacebookやSNS展開に関しては、もっと行事ごとの発信をして、たくさんの方々に知ってもらうことを目標とし、7事業所あるので、最低1週間に一度発信してくれれば、毎日何らかの記事がSNS上にアップしているという状況を作ることができるので、定期的にサポートをしていきたいと思います。
最後にこのページを見ている人にメッセージをお願いします。
今思っていることを形にしてくれるのが和田社長です。コンサルタントという職業ですが、言葉をデザインする、言葉のデザイナーでもある和田社長の技術は本物です。
もし、今あなたが考えているものや商品があれば、あなたの想いを和田社長にぶつけてみてください。
きっと、その熱い想いをしっかりとくみ取ってくださり、その想いがやがてデザイン化されます。完成形はないと思っています。
その時のフィーリングで言葉は少しずつ変わってきます。変わることはむしろ大切なことで、自分自身が進化し続けているあかしだと思ってください。あなたの熱い想いはきっと読者に届くと思います。
吉本 洋(よしもと ひろし)プロフィール
社会福祉法人 恵寿会 施設長
日本福祉防災楽会 会長
御船町観光協会 理事
1971年大分県生まれ。
高校時にアメリカへ留学し翻訳家を志す。福岡大学経済学部へ入学したが、違和感を感じ退学。しばらく自分を見つめなおす充電期間を経て、株式会社ファミリーマート入社。社会の目まぐるしいスピード感の中で、常に変化するコンビニ業界や新しい事へ挑戦しづつける仕事に魅力を感じていた。そこで、妻と出会い、結婚を機にファミリーマートを退社。
平成14年9月から社会福祉法人 恵寿会に入社。平成18年4月から施設長へ就任。翌年の4月に御船町社会福祉協議会の理事に就任。現在に至る。
■主な活動
介護保険施設のあり方に、日々疑問を持ち、子どもとお年寄り、地域の方を交え、世代間交流、自然体験活動のたいせつさを訴えかける。『安全という名の施設閉じこもり』防止に日々奔走。また、最近では、異業種と交流し、新しい福祉の文化の在り方を模索している。平成28年熊本地震以降、報道では、決して伝わる事のない実際に起きた施設の中での対応を県外に発信し、当時の課題と今後の災害対策についての提言をしている。
■著書